アジサイ(紫陽花)の花言葉

移り気、冷淡、辛抱強さ

アジサイ(紫陽花)の基本情報

分類 アジサイ科/アジサイ属
花色 白、青、紫、桃、赤など
別名 ハイドランジア(セイヨウアジサイ)
原産地 アシュ
英名 hydrangea
開花時期 6~7月

アジサイ(紫陽花)の花言葉とは?

古くから日本で愛されてきたあじさい(紫陽花)は、梅雨の季節に鮮やかな美しい花を咲かせ楽しませてくれます。

「七変化」という別名もあり、ピンク色になったり青色になったりと、色を変える様子はなんとも神秘的です。

色彩の豊富さと、移りゆく花色の変化が魅力的ですね。

あじさいには、色に関係なく共通の花言葉があります。

ポジティブなイメージ

「団欒」「和気あいあい」「家族」「平和」「仲良し」

ネガティブなイメージ

「移り気」「浮気」「無情」「辛抱強さ」

ポジティブとネガティブの花言葉を合わせもつあじさいは、人間の感情を反映していて人の心に、訴えかける魅力を持っている花かもしれませんね。

紫陽花の花言葉!意味や由来は?

あじさいの花言葉の意味や由来を、ご紹介いたします。

団欒・和気あいあい・家族

小さな花がたくさん集まって咲いているようにみえる姿に由来しています。
家族の調和と幸せを願い、明るい家庭を築く元気なお母さんを連想させます。
母の日にピッタリな花言葉ですね。

平和・仲良し

可愛らしい花びらと優しい色合いの花姿は、心が癒されます。

移り気・浮気・変節

あじさいの花が咲いている間にも変化したり、土によって花の色がコロコロ変わる性質に 由来して、付けられたといわれています。

辛抱強さ

梅雨の長い雨に耐え忍び、けなげに咲き続けることにちなんだものです。

無情

冷たい雨の中にひっそりと咲く花に由来しています。

紫陽花の種類別・色別の花言葉は?

青色、ピンク色、白色、紫色などさまざまな花色があります。

そのカラフルさから梅雨の時期を彩ってくれるあじさいは、花の色によって花言葉を持っています。

色ごとに異なる花言葉をご紹介いたします。

【青色】・・・「冷淡」「無情」「辛抱強い愛情」「神秘」「知的」

青は「冷たい」「寒色」のイメージがあり、青い花色から「冷淡」「無情」がつきました。
冷たい雨に耐えながら咲き誇る凛とした印象から、「神秘」「知的」がつけられました。

【ピンク色】・・・「強い愛情」「元気な女性」

ピンクは、女性的で母性や優しさをイメージする色です。「強い愛情」は母親を連想させるような花言葉です。
「元気な女性」はフランスでつけられた花言葉で、可愛らしい色で心地の良い気候であることが由来しています。

【白色】・・・「寛容」

白は純粋で何色にも染まらない潔白なイメージです。どの色も受け入れることができるという寛大さからつけられました。

【紫色】・・・「謙虚」「知的」「神秘」

控えめでありながら、凛とした美しさの印象からつけられたようです。

花色によって、ポジティブな意味とネガティブな意味の花言葉を持っています。
プレゼントする際は、花色だけでなく花言葉も思い出してくださいね。

あじさいには多くの品種があります。
花の咲き方の特徴により分類されています。

【 ガクアジサイ 】(日本原産)
華やかさはなく少し控えめで、可憐な美しさを持つ花姿から「謙虚」とつけられたそう  です。
日本らしい古風で素朴な美しさがあり、ピッタリな花言葉ですね。

紫陽花には怖い花言葉がある?

華やかで美しいあじさいには、ネガティブで怖い花言葉が付いているのです。

「移り気」「浮気」は、花色が移ろっていくあじさいの特徴から、「無情」「冷淡」は、青色(寒色)の冷たいイメージから付けられました。人の心の移ろいゆくさまが表されています。

「辛抱強い愛情」は、シーボルトと楠本滝さんの恋のお話、国外追放されたシーボルトが滝さんを思い続ける深い愛から、持ち帰ったあじさいに「オタクサ」と名付けたことが元になっています。愛する人に会えない心情に由来するという説もあり、とても悲しいお話です。

初夏の風物詩「紫陽花」めぐりを、してみませんか?
優しい色彩の花を咲かせ、可愛らしい花びらがしっとりと潤い、心を穏やかにしてくれます。