お花はとっても美しいもの。
その美しい花に、怖い意味の花言葉がついているお花を知っていますか?
これは花言葉が、神話や伝説に由来していたり、毒を持っていたりするなどのその植物の特徴からつけられたことが原因です。
プレゼントするときはちょっと要注意かもしれません。
また、毒がある場合は、取り扱いに注意しましょう。

春に手に入りやすい「怖い」意味があるお花

春先になると、山菜がおいしい季節になります。
山菜の代表とも言えるフキノトウにも花言葉がありますが、この花言葉が怖いのです。
「処罰は行わねばならない」という意味があります。
なぜこんな怖い言葉が、と思いますが、どうやら理由はフキノトウには毒があるからのようです。
毒がある部位は根の部分で、肝毒性が強い「ペタシテニン」により、肝炎などを引き起こす恐れがあります。
山菜も、根絶やしにされないよう工夫をしているんですね。

夏に手に入りやすい「怖い」意味があるお花

怖い感じのする花の名前と言ったら「オトギリソウ」でしょう。
漢字で書くと「弟切草」。花言葉も「恨み」「秘密」なのですが、それもそのはず、この花の名前がついた由来を知ると謎が解けます。
オトギリソウは、脳内のセロトニン濃度を高めてくれるため、うつ症状や不安症不眠症などに効きます。
平安時代のとある兄弟が、オトギリソウの効能に気づいたのですが、弟がうっかりこれを他人に話してしまい、代々の秘密と思っていた兄に切られてしまったという悲しい伝説です。
秘密はうっかりもらさないようご注意を。

秋に手に入りやすい「怖い」意味があるお花

たくさんの花びらで華麗に咲くダリアの花言葉に「裏切り」「移り気」という意味があることを知っていますか。
これはナポレオンの妻、ジョセフィーヌの逸話からきています。
ジョセフィーヌはダリアがとても大好きでしたが、ダリアを独占したくて、誰にもダリアを与えませんでした。
しかし、ある日ダリアを侍女に盗まれてしまい、侍女の庭に見事にダリアが咲いてしまいました。
それを見たジョセフィーヌが、すっかりダリアへの興味をなくしてしまったという伝説です。
きれいなお花はみんなで愛でましょうね!

怖い意味の花言葉をもつものは、神話や伝説に由来しています。
でも、それぞれのシチュエーションに草花があったということですから、とても古くから人々は草花とともに生活していたという証なのかもしれません。
お花がある生活っていいですよね!