9月の誕生花
そろそろ秋の足音が聞こえ始め、ちょっと落ち着いてくるこの季節。野山に出かける機会が多くなるのではないでしょうか。自然の花を観賞したり、ちょっと庭いじりを始めてみたり、お花が恋しくなってくる季節です。9月の誕生花は「ダリア」「リンドウ」「芙蓉」です。秋の気配にふさわしい柔らかな色合いのお花が揃いましたね。秋はイベントも多く、プレゼントシーンも多様です。
ダリアの特徴・花言葉
ダリアはキク科テンジクボタン属の球根植物で、メキシコ原産の花であり、メキシコの国の花でもあります。ダリアは鮮やかな大輪の花を咲かせ、存在感と迫力が抜群です。ナポレオンの妻、ジョセフィーヌが好んだ花としても広く知られており、とても華やかであることから花束やアレンジメントのみでなく、プリザーブドフラワーとしてもとても人気があります。
花言葉は、赤:「華麗」、白:「感謝」、黄:「優美」と、ポジティブですが、色に関係なく「裏切り」「移り気」といった花言葉もあります。プレゼントするときは、誤解のないように、良い意味の花言葉を添えてプレゼントするとよいかもしれませんね。
リンドウの特徴・花言葉
リンドウはリンドウ科リンドウ属の多年草で、日本が原産であるため、日本全国どこでも見ることができます。秋に野山をハイキングすると、釣り鐘型のリンドウのお花をがあちこちで見られるでしょう。なじみが深いことから、長野県と熊本県の県の花でもあります。リンドウのお花は青、水色、紫などの寒色ばかりですが、ようやく暑さがおさまるこの時期に、涼しげで素敵ですね。
花言葉は、「正義」「誠実」「悲しんでいるあなたを愛する」があります。悲しみに落ち込んでいる人を元気づけるのによいかもしれません。また、この時期は敬老の日もありますので、おじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントするのも喜ばれると思います。
芙蓉(ふよう)の特徴・花言葉
芙蓉(ふよう)は、アオイ科フヨウ属の花木で、そのふわふわとした花びらの様子からなよやかなイメージがあります。「芙蓉の顔(ふようのかんばせ)」という言葉があるように、昔から芙蓉は美人を表す言葉として使われてきました。でも実は、芙蓉は排気ガスにとっても強い花で、そのため道路の路肩の植え込みで咲いているのをよく見かけます。はかなげに見えて、実は強い。まさに女性的なお花かもしれませんね。一日花で、朝咲いて夕方にはしぼんでしまうのですが、酔芙蓉という品種は、夕方に向けてだんだんピンクに色づいていきます。夜は違う顔なのも、ミステリアスですね。
花言葉は、「繊細な美」「しとやかな恋人」で、女性の美貌を褒め称えるのにいい花言葉と言えるでしょう。